温泉ペダル

温泉宿の支配人の日記

そろそろペダルを漕がんとねえ

とうとう1年もの沈黙があったちや。いつから書こうかねえ、とパソコンを開けるも指が進まんかった。けんど、どうしても書きたい事が出来たき、また始めるきっかけになったかも分からん。この1年間の1番かも分からん出来事。

昨日、草刈りが終わって軽トラックを走らせて帰って来よったがよ。いつものようにラジオを聴きながら。高知県の田舎では入るチャンネルが「FM高知」しか入らんがよ。いつもの岡本さんの軽快なトークと時折流れる音楽を聞き流しながら運転するがよ。気が付いたら電話で誰かと話すコーナーをしよった。相手の女子は若い声。高知県の山の中にある高校へ一人で来ちゅうらしい。実家のお母さんと長電話をする言うて言いゆう。有川ひろさんの本を読んで高知の高校へ来たと話しゆう。高校一年生という事が分かった。岡本さんが「高知県で行きたいところは何処ですか」と問うと、その女子高校生は「馬路村です」と間も置かず答えてくれた。その時には運転しゆうハンドルを話して拍手したちや。その女子高校生は東京から来ちゅうことが分かった。東京から、高知県の山の中へ来てくれて、行きたいところが馬路村。こんな時代になったがやねえ。馬路村の人で聞いた人は他におったろうか。あんまり嬉しかったきありがとうと手紙を書いたちや。

さて、ごとごとペダルを漕ごうかねえ。

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お礼のはがき

そういえば、今日は有川さんの誕生日やねえ。有川さんもおめでとう!!